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リハビリテーション科のご案内

当院におきましては、平成28年1月よりリハビリテーション科を標榜しております。現在、日本は世界でも有数の長寿国である一方、高齢化社会へ突き進み、総人口の約3割を65歳以上が占めております。従いまして、高齢者特有の整形外科的疾患、誤嚥性肺炎に代表される呼吸器疾患、生活習慣病による脳・心血管疾患、心不全といった疾患が非常に増えてきております。これら高齢患者に多くみられる病態として、最近よく耳にするフレイル(虚弱)、サルコペニア(筋萎縮)、ロコモティブ症候群(運動・移動機能障害)というものがあります。入院前には何不自由なくても、ひとたび入院生活を送ってしまうと急激に歩けなくなる、体力を失う、認知力低下が進行するといったことが多く経験されます。一方で、在院日数を短縮することで医療費抑制を推進するため、日常生活能力が回復しないまま退院することを当科では問題視しております。そこで重要なのが機能回復訓練(リハビリテーション)となります。現在、当院におきましては、理学療法士PT8名、作業療法士OT5名、言語聴覚士ST3名、臨床心理士2名が在籍しております。そして令和2年4月より、リハビリテーション診療部長として諸岡俊文医師が着任しました。
このように、スタッフ充実がはかられ、施設基準として、脳血管リハビリⅠ、心大血管リハビリⅠ、運動器リハビリⅠ、呼吸器リハビリⅠ、がん患者リハビリの基準を満たしておりますので、入院中の多くの急性期疾患患者さんに対して、満足のいく機能回復訓練を提供できる環境が整っております。また、個々の患者さんに対して、医師、薬剤師、看護師、栄養管理師、医療連携スタッフなど、多職種が連携したチーム医療を積極的に取り組んでおり、よりよい退院後療養計画が提案できるように定期的なカンファレンスを行っております。これにより、適切な在宅復帰、回復期リハビリ病院や地域医療包括ケア病棟を有する病院、療養型病院、介護型施設などへのスムーズな退院ができるよう支援しております。特に心臓リハビリテーションにおいては、昨年度よりCPX(心肺運動負荷試験)に基づく安全な運動処方を提供しており、退院後も安心して継続できる外来心臓リハビリテーションも行っております。さらに、今年度より、日本循環器学会が認定する心不全療養指導士制度が稼働し、当院でも5名の指導士が誕生しております。このように超高齢化社会における心不全パンデミックに対応すべく体勢を当院では整えております。病院スタッフ一丸となって、地域のみなさまに安心できる医療を提供できるよう、これからもご期待に応えてまいりたいと思います。


氏名 資格等
諸岡 俊文 日本内科学会認定医
日本内科学会総合内科専門医
日本循環器学会専門医
日本不整脈心電学会専門医
日本心臓リハビリテーション指導士
佐賀大学循環器内科・臨床准教授

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