整形外科のご案内
整形外科は運動機能の障害の原因となる疾患を取り扱う診療科で、頚椎~四肢末端に及ぶ骨関節、筋肉や腱、末梢神経などの疾患を治療の対象としています。当院では3名の整形外科医が診療に当たっており、関節外科、スポーツ外傷、一般外傷などを中心に外科的治療を行っています。
関節外科では、股関節・膝関節の変形性関節症に対して、主に人工関節置換術を行っています。より正確な設置を目指して、ナビゲーションシステムの導入を予定しています。
スポーツ外傷に対しては、関節鏡での半月板手術を行っています。
外傷は多くが骨折ですが、近年の高齢化社会の影響で、骨粗鬆症に関連した大腿骨近位部骨折や橈骨遠位端骨折が増えており、大腿骨近位部骨折は年間150例前後、橈骨遠位端骨折は年間100例前後の手術を行っています。このような骨折の治療に対しては、可能な限り早期に手術を行い、早期回復を目指しています。
今年は、手の外科を専門としている本田医師が赴任しました。手術器具をそろえつつ、出来る手術から手の外科領域の手術を始めています。
*当科での特徴的な診療内容
手の外科:三角線維軟骨複合体(TFCC)損傷の手関節鏡での手術を行っています。
膝関節外科:人工膝関節置換術は術後の疼痛を出来るだけ少なくして、リハビリがスムーズに行えるように、手術時に大腿神経ブロックを併用し、術後はクーリングマシンも使用しています。
【当科で手術を行う主な疾患】
上肢 | TFCC損傷、手根管症候群、肘部管症候群、ばね指、変形性肘関節症関節リウマチによる上肢の関節障害、橈骨遠位端骨折・上腕骨近位部骨折などの上肢の骨折 |
下肢 | 変形性股関節症、大腿骨頭壊死症変形性膝関節症、膝半月板損傷、変形性足関節症、アキレス腱断裂、関節リウマチによる下肢の関節障害、大腿骨頚部骨折・大腿骨転子部骨折・足関節骨折などの下肢の骨折 |
氏名 | 専門領域 | 資格等 | |
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本田 祐造 | 手の外科 整形外科一般 |
日本整形外科学会整形外科専門医 | |
滝田 裕之 | ![]() |
膝・スポーツ 整形外科一般 |
日本整形外科学会整形外科専門医 日本整形外科学会スポーツ専門医 日本スポーツ協会 スポーツ医 |
神﨑 貴仁 | 整形外科一般 |