院長挨拶

諫早総合病院 院長 長郷 国彦
平成28年4月1日より前任の君野孝二先生のバトンを引き継ぎ、当院の院長に就任しました。3月に28年度診療報酬改定の内容が明らかとなり、これまで以上に経営努力を行っていく必要があると強く感じる内容ですが、当院にはどの部署にもきっと頑張ってくれると信じられる素晴らしい職員が多数いますので、柔軟に変化をしながらこの難局を乗り切っていけるものと思います。
さて、当院がJCHO(独立行政法人 地域医療推進機構)に移行して2年が過ぎました。職員のみなさんの努力で、経営面では大きく落ち込むことはなく、安定して推移しています。
最近の施設整備としては、平成24年6月30日に竣工した新病棟(A棟)に6階A病棟として平成28年1月、内科系病棟である旧5階東病棟から移転しました。同じ棟内に内視鏡センター、血管造影室を有することから、動線が短縮され、移動が迅速にでき、消化器内科・循環器内科を中心とした内科系の緊急処置や侵襲的治療がより行いやすくなりました。これにより患者さんや職員の負担が軽減したものと思います。
また、緊急用自家発電装置が平成28年3月29日竣工し、災害時の診療機能維持に力を発揮してくれることが期待されます。
このような施設整備というハード面も重要ですが、医療では一人一人の患者さんに細やかな心遣いで接するというソフト面がより重要です。多くの患者さんが医療や生活に前向きな姿勢を持って生きていただけるよう、豊かな感性で診療にあたり、機構名の通り、地域医療に貢献し、地域包括ケアシステムの要となれるよう、これからも取り組みを続けていきますので、皆様のご支援をよろしくお願いいたします。