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呼吸器乳腺外科のご案内

1)    呼吸器外科

2名の呼吸器外科医と長崎大学腫瘍外科などからの応援医師によって、原発性肺癌を中心とした呼吸器外科の手術を行っています。呼吸器外科において最も多い肺癌(転移性を含む)については、年間30~40例の手術症例数です。I・II期の肺癌や良性縦隔腫瘍・自然気胸に対しては、積極的に胸腔鏡下手術を行い、低侵襲で患者さんに優しい医療を目指しています。予定手術の患者さんには、必ず術前2週間以上前から禁煙と呼吸リハビリを実施し、術後肺炎などの合併症の減少に努めています。手術のための入院期間は自然気胸で4~7日間、縦隔腫瘍で平均10日間、肺癌で10日~2週間程度です。

近年、重篤な術後合併症の中で特に増加している術後肺血栓塞栓症の予防を行うことに努め、また術前からの呼吸リハビリを含めたチーム医療を導入し、2007年以降は肺癌の(術後30日以内)手術死亡率0%を継続中です。手術前・手術後は4名の呼吸器内科医とも協力して診療にあたっています。当院は、呼吸器外科専門医認定修練施設(関連)です。


氏名 専門領域 資格等
村岡 昌司 dr.muraoka 呼吸器・乳腺 日本外科学会認定 外科専門医・指導医
日本呼吸器外科学会評議員・呼吸器外科認定登録医
日本胸部外科学会指導医・九州地方会評議員
日本肺癌学会九州支部評議員
日本消化器外科学会認定医
日本乳がん検診精度管理中央機構 検診マンモグラフィ読影認定医師
松本 博文 dr.matsumoto 呼吸器・乳腺 日本外科学会認定 外科専門医

呼吸器外科 年間手術症例の内訳
原発性肺癌
(うち胸腔鏡下)
良性腫瘍 転移性肺癌 縦隔腫瘍 気胸
2017年 39 例 (27例) 1 例 3 例 3 例 13 例
2018年 34 例 (31例) 0 例 2 例 2 例 7 例
2019年 41 例 (41例) 0 例 1 例 1 例 13 例
2020年 26 例 (25例) 2 例 3 例 1 例 12 例
2021年 36 例 (35例) 0 例 2 例 3 例 11 例

論文業績
1)  村岡昌司,生田安司,劉中誠ほか:肺癌手術症例における肺血栓塞栓症発症の予防 ―低用量未分画ヘパリン投与の効果と安全性―.日本呼吸器外科学会雑誌 22巻6号 876-880, 2008

2)  村岡昌司,持永浩史,扇玉秀順,劉中誠,生田安司,田渕聡,佐藤綾子,稲益英子,飛永修一,小松英明,山口広之,君野孝二:肺癌手術症例における低用量未分画ヘパリンの術後肺塞栓症予防効果と安全性に関する検討(長期成績).胸部外科 66巻2号 93-100, 2013

3) 内田史武, 村岡昌司, 牧角倫之介, 中司交明, 松本博文:間質性肺炎合併肺癌の術後急性増悪予防の試み. 胸部外科 75巻 第8号 588-592, 2022


学会発表
1)  村岡 昌司, 永安 武、蒲原 涼太郎 他:IA 期非小細胞肺癌に対する脈管侵襲に基づいた術後補助化学療法の有用性に関する多施設共同試験 (LOGIK0602試験) 第59回 日本肺癌学会総会 東京 2018

2)  村岡昌司,中司交明,内田 史武,持永浩史,君野孝二: 術後の低用量未分画ヘパリンの使用は、肺葉切除後肺静脈血栓と脳梗塞の予防に有用か?第70回 日本胸部外科学会総会 札幌 2017

3)  村岡 昌司,溝口 聡,小畑智裕,持永浩史,内田 史武,吉元崇文,泊慎也,近藤晃,三原智,宮村拓人:当院における肺癌術後地域連携パスの現状.第57回 日本肺癌学会総会 福岡 2016

4)  村岡昌司,溝口聡,泊慎也,近藤晃,小河原大樹,中島正洋,君野孝二:完全鏡視下左S6+S10a区域切除の1例.第56回日本肺癌学会学術集会 横浜 2015

5)  村岡昌司,小畑智裕,石井光寿,井上祐一,泊慎也,近藤晃,君野孝二:胸腔鏡下肺癌手術時の胸腔内洗浄液細胞診と1ポートでの採取の工夫.第38回日本呼吸器内視鏡学会学術集会 東京 2015

6)  村岡昌司,持永浩史,筒井伸,井上祐一,泊慎也,近藤晃,君野孝二:気管支形成術後followにおける仮想気管支鏡の有用性.第37回 日本呼吸器内視鏡学会学術集会 京都 2014

7)  村岡昌司,持永浩史,君野孝二:間質性肺炎(IP)合併肺癌の手術における急性増悪予防の試み.第31回 日本呼吸器外科学会総会 東京 2014

8)  村岡昌司,小畑智裕,持永浩史,近藤晃,泊慎也,井上祐一:原発性肺癌high risk症例に対する消極的縮小手術の功罪.第55回 日本肺癌学会総会 京都 2014

9)  村岡昌司,持永浩史,筒井伸,福島文,嶋田隆志,君野孝二:対側肺切除後の小結節に対する気胸を起こさないCTガイド下マーキング法.第30回 日本呼吸器外科学会総会 名古屋 2013

10)Masashi Muraoka, Shinji Akamine, Tomoshi Tsuchiya, Shigeyuki Morino, Ryotaro Kamohara, Kouji Mochinaga, Koichiro Shimoyama, Hideyori Sengyoku, Tomohiro Obata, Satoshi Mizoguchi, and Yasushi Ikuta:A phase II trial of the combination of gemcitabine and carboplatin as adjuvant chemotherapy in patients with completelyresected non-small cell lung cancer. (Kenbyo 0601)  15th World Conference of Lung Cancer, Sydney 2013

11) 村岡昌司,持永浩史,井上祐一,泊慎也,近藤晃,君野孝二:肺癌術後再発病巣に対する放射線治療の意義.第54回 日本肺癌学会総会 東京 2013
 
 

2)    乳腺外科

乳腺疾患の中で最も多い乳癌については、その診断と治療(手術・放射線治療・抗がん剤治療・ホルモン療法・緩和治療)まで、広く行っています。まず健康管理センターでのマンモグラフィー検診を、外科と放射線科医のダブルチェックで厳重にチェックし、診断は3人の外科外来担当医と乳腺専門医である放射線科医が協力して超音波検査・MRI検査なども行い、年間50〜60例の乳癌を発見して手術を行っています。手術術式は、2017年以降は70%以上が乳房温存手術であり、術後早期の回復の後、術後放射線治療も当院で受けて頂くことが可能となっています。患者さんの状況に応じて術前・術後の化学療法を、主に外来薬物療法室で行っています。

乳癌検診は健康管理センターで行い、本院外来では要精査の2次検診、経過観察の患者さんの診療、他院からご紹介頂いた患者さんの診断、治療を行っています。当院は乳癌学会の認定関連施設であり、マンモグラフィー検診精度管理中央委員会認定の画像認定施設です。


MMKope2021
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