診療・各部門
リハビリテーション部はスタッフ18名(理学療法士8名、作業療法士5名、言語聴覚士3名、臨床心理士2名)で、急性期の疾患(外科・整形外科術後や脳血管疾患、呼吸器疾患、心疾患など)から緩和期のの患者さまへの生活機能維持・向上や疼痛緩和につとめています。
いつまでも永く住み慣れた場所で生活できるように地域連携病院と協力しながら、安心安全で心の通うリハビリテーションを提供しております。
- 【施設基準】
- 運動器疾患リハビリテーションⅠ
- 脳血管疾患リハビリテーションⅠ
- 廃用症候群リハビリテーションⅠ
- 呼吸器疾患リハビリテーションⅠ
- 心大血管疾患リハビリテーションⅠ
- がん患者リハビリテーション
理学療法
理学療法の分野では、大腿骨頸部骨折や変形性膝関節症などの手術後、脳梗塞やパーキンソン病などの脳血管疾患、慢性閉塞性肺疾患や肺炎などの呼吸器疾患、がんの手術後や緩和期などの患者さまに、関節可動域運動や筋力増強運動、歩行訓練や呼吸訓練、日常生活動作訓練などを提供しております。ことに心臓リハビリテーションにおいてはCPX(心肺運動負荷試験)の結果に基づいて、リハビリテーション科診療部・循環器内科医師の処方により、心臓リハビリテーション指導士が入院から外来まで幅広く運動指導しております。


作業療法
脳梗塞、パーキンソン病、手の骨折、乳がん手術後など様々な疾患を対象とし、作業活動を通じて、筋力の増強、関節可動域の拡大、耐久性の向上、生活応用動作の獲得を図ります。ことに手指骨折の患者さまには「生活で使える手」を目指した細かい作業活動や治療のための装具作成、軽度認知障害や脳血管疾患がある患者様には自動車運転再開支援を行っております。


言語聴覚療法
言葉が出てこない(失語症)、呂律が回らない(構音障害)、声が出ない・おかしい(音声障害)、食事が飲み込みにくい・噛みにくい(摂食・嚥下障害)などの症状がある患者さまへ機能維持向上を目的として助言・指導を行い、「話す喜び」と「食べる楽しみ」を提供します。

心理
臨床心理士2名が、心理療法、緩和期のがん患者さまやご家族の心理的支援、神経心理学的検査などを行っています。身体的な不調は心にも大きな影響を与え、心理的な不調は身体的にも大きな影響を与えます。
心理の専門として、心のほうへのアプローチを中心に据え、今気がかりなことを、じっくりゆっくり話せる時間と場所を提供します。
スタッフメッセージ
当院では、NST、緩和ケア、リスクマネジメントなどに対して多職種で構成された委員会があり、リハビリテーション部でもそれぞれの職種が参加しております。
リハビリスタッフだけでなく、患者さま一人ひとりに多職種連携でサポートしております。