診療・各部門
| 氏名 | 専門領域 | 資格等 | |
|---|---|---|---|
| 福岡秀敏 | ![]() |
消化器・ 一般 |
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| 若田幸樹 | 消化器・ 一般 |
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| 森山正章 | 消化器・ 一般 |
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| 西牟田雅人 | 消化器・ 一般 |
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| 稲尾綾乃 | 消化器・ 一般 |
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| 田口航也 | 消化器・ 一般 |
●上部消化管領域胃癌に対しては、基本的に胃癌治療ガイドラインを遵守し治療を行っています。早期胃癌の治療には胃切除(縮小手術)が適応となり、近年腹腔鏡手術を導入、施行しています。癌の根治性を十分に確保した上で術後の疼痛も軽減し創痕も目立ちにくくなります。また、進行胃癌に対しては、手術に加えて化学療法を導入しています。導入により切除困難と考えられていたものが切除できるようになったり、根治性が上昇する可能性が報告されています。GISTに関しては、局所切除の適応になることが多く、腹腔鏡内視鏡合同手術(LECS)の導入により切除範囲を最適化し、機能温存と形状保持を目指しています。局在、発育形態、腫瘍径に基づいて、術式を選択しています。
| 2024年度 | |
|---|---|
| 腹腔鏡 | 19 |
| 開腹 | 9 |
| 合計 | 28 |
●下部消化管領域大腸癌に対しては積極的に腹腔鏡手術を取り入れ、内視鏡外科技術認定医(大腸領域)のもと、腹腔鏡の利点である拡大視効果を最大限に利用し、出血を抑え、確実なリンパ節郭清を施行しています。また創が小さいことから術後の疼痛も少なく、早期離床・早期退院が可能となりました。2020年からは80%以上の症例を腹腔鏡にて施行し、適応を拡大しておりますが、個々の症例に応じて安全性、根治性を吟味しつつ適応を決定し施行しています。
●ロボット支援下手術(da Vinci Surgical System)の導入
2023年より、当科では da Vinci によるロボット支援下手術を消化器外科領域(結腸・直腸癌)で開始しました。
da Vinci surgical system は手ぶれ補正、モーションスケール、多関節、デジタルズームなどの様々な機能を有し、高解像度 3D 画像をみながらこれらの機能を駆使しつつ手術行うことで、繊細な手術が可能となります。腹腔鏡の欠点を補うことで、より繊細な手術が可能となり、根治性、肛門・排尿・性機能などの機能温存の向上が期待され、さらなる低侵襲手術が可能となります。
日々進歩する大腸癌治療の中で、当科では手術・化学療法・放射線治療を組み合わせた最新の集学的治療を行っております。

また、クローン病や潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患や虫垂炎などの良性疾患に対しても腹腔鏡手術を施行しています。
進行再発大腸癌に対しての化学療法は遺伝子検査等を施行し、ガイドラインに準じて個々に適した薬剤を選択して治療を行なっています。
| 2024年度 | |
|---|---|
| 腹腔鏡 | 79 |
| ロボット支援 | 28 |
| 開腹 | 10 |
| 合計 | 117 |
●胆石症胆嚢結石症、胆嚢炎に対して年間100例近くの手術を行っております。
当科では患者さんに優しい腹腔鏡を用いた手術を心掛けています。
| 2024年度 | |
|---|---|
| 腹腔鏡下胆嚢摘出 | 86 |
| 開腹下胆嚢摘出 | 12 |
| 合計 | 98 |
●ヘルニア(鼠径・大腿・閉鎖孔ヘルニア)ヘルニアとは足の付け根あたりからお腹の中の腸などが飛び出したものであり、いわゆる「脱腸」のことです。年間80例近くの手術を行っており、腰椎麻酔でのヘルニア修復術を行います。近年では全身麻酔での腹腔鏡を用いたヘルニア修復術も盛んに行っております。
| 2024年度 | |
|---|---|
| 腹腔鏡 | 87 |
| 前方、その他 | 21 |
| 合計 | 108 |
他、消化管穿孔、イレウス、急性虫垂炎など、緊急手術を年間70-80例施行しております。
